INTERVIEWS

斎藤あかね

クリエイティブなビジネスと
デザインを生み出すノート

グラフィックデザイナー
斎藤あかね

「週末にブレストをするときに、ノートをよく使うんですよ」と言いながら、仲暁子は図とイラストがぎっしり書かれたノートを取り出した。
ビジネスSNSを運営する「Wantedly」の創業者でありCEOである彼女は、経営者として思考を整理するためにノートを活用しているという。
「考えをまとめなきゃいけないな、と思うときがあるんです。そういうときには、週末に予定をいれずに、ノートを持ってカフェに行きます。そして集中して、思考をまとめるようにしています」

開いたノートには、事業の全体図や組織図がきれいに描かれていた。アプリのUIのラフまである。
「書く作業は昔から好きで、大学生のころからいろんなことを図式化するようになりました。最近は四半期に一度、会社のヴィジョンを社員に共有するタイミングがあるので、頭にためておいたアイデアや考えを整理するのに使っています。会社ではホワイトボードを使うこともありますが、外で考えたいときにはノートが一番便利ですね」

斎藤あかね

プロフィール。デザイナー、開発者。2011年、iPhoneアプリ『Flipboard』のプロダクトデザインを手がける一方で、作家としてMacDowell Colonyライティングフェローに選ばれる。2012年にはIT起業家としての業績を認められTechFellow Awardsを受賞。また出版シンクタンク「PRE/POST」を設立し、紙と電子の本をプロデュースしている。